2016年04月12日

XBOX One『DiRT Rally』

Netflix(お前その話ばっかだなって言われそう)で最近配信が開始された『Happy Valley』が良かった。
BBCで放送されたドラマで、主人公は47歳のオバちゃん巡査部長。
夫とは離婚済みで、元ヘロイン中毒で現在リハビリ中の妹と自殺した娘が残した孫との3人暮らし。
ある日、娘の死に関わった男が刑務所から出所した事を知り、敵を討ちたいという気持ちを抑えつつ仕事に打ち込んでいた彼女の管轄内で身代金目的の誘拐事件が発生するという話。
見終わった後に海外のレビューを見ていたら映画『ファーゴ』と似ていると言われていて、既視感があったのはそれかと膝を打ったのだけれど、その辺りのサスペンスが好きならおすすめ。1シーズン6話と短めだしね。


XBOX One『DiRT Rally』
凄いのが来ましたね。これほど難しく、疲れるレースゲームは何年ぶりだろうか。
シリーズ初となるシミュレーション寄りのデザインとなった本作は、ここまで急ハンドルを切るのかというぐらいにソリッドな作り。
レースゲームの中でもラリーのゲームに興味が行くような人であれば、このぐらい厳しめの作りにしてあっても付いてこれるだろうという自信だろうか。

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なんせゲーム部分において甘さが一切無い。
最近のレースゲームに多く採用されているライン表示(ブレーキングポイントの色表示など)も、レースゲームではありがちなミニマップも、コクピット視点では別途に用意されたメーター(速度と回転数)表示も、キャリアモードでは難易度設定も、DiRTシリーズでは2より採用されたフラッシュバック(リワインド・巻き戻し)も、過去のシリーズにあった何もかもが無い。

同じステージを何度も何度もリトライしていると、ペースノートを読んでくれるコ・ドライバーの声にさえ怒りのニュアンスが含まれているようにも聞こえてくるが、それぐらいに追い込まれた状況の末に上位の成績(いいトコ2位だが)を取れた時の達成感は代えがたいものがある。
それだけプレイヤーに試練を与える作りであっても理不尽だったり違和感を感じさせないよう、シミュ寄りのレースゲームとして挙動などがかなり良く出来ているという土台の固さも素晴らしい。
CPU相手ならば誰でもレースに勝てて、下手でもトップレーサーの気分になれるという楽しみ方ではなく、ただただ繰り返しゲームをプレイし、自身が上達していくのを楽しむという部分のみに特化した作り。

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数年おきだったり節目などのタイミングで楽しめるターゲットを絞った作品が登場し、それが成功すると後にフォロワーが生まれてジャンルとしての広がりが出るという流れがあります。
本作は昨今よく見られる初心者でもそれなりに遊べる作りにするという流れに逆行した作りで、ある種昔のPCゲームのような香りのする作りになっている。
アクションゲームで言えば、PS3『デモンズソウル』が親切かつ誰でもクリア出来るように作るべきという流れであったアクションゲームに一石を投じたように、本作はそういった困難に挑戦するというゲームの楽しさを持たせようとした作品かもしれない。
それにナンバリングでは無いもののシリーズ作品の名を冠しているのにここまでチャレンジングな作品にしてきたというのは相当珍しい事ではないでしょうか(まぁそれだけシリーズが死にかけていたという事もあるだろうけど)。


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ある程度の試練に耐えるだけの忍耐力に加え、メッチャ狭い道とグリップの低い路面の中を高速で飛ばしている時の恐怖を越えた先にある快感を求める、そんな頭のネジが数本吹き飛んでいる人には現世代のレースゲームにおいてマスターピースとなる作品です。


しかし、雪のコースは上手く走れるようになる気がしないわー。無理だろーこれは。無理無理。
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posted by murutori at 23:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする