2016年11月06日

11月の予定とPS4『ペルソナ5』の話

ぼーっとしてたらもう11月でした。

最近の出来事としては、洗濯機のフィルター。
いつもはそれを定期的にチマチマと掃除していたのだけれど、なんだか急にイヤイヤ期が来て面倒になりましてフィルターをネットで注文。新品にしたら大変気持ちがよい。
その流れで、エアコンのフィルターから、流しのカゴ的なやつとか奥にあるアレ(おわんをひっくり返したフタみたいな)とか、空気清浄機のフィルターなどとにかく全部新品に。

勢いそのままに、このところなんだかファンの音が気になってきたPCのCPUファンも取り替えました。
しかし、PCを組む時などコネクタなんて大体決まっているので全然迷う部分は無いのだけれど、CPUクーラーを取り付けるときのグリスの量だけがアバウトなので毎回迷ってしまいます。
今まで何度も取り付けや交換をしてきて、一度も失敗した事が無いから間違ってはいないはず。しかし、毎回首をかしげながら取り付けています。たぶん一生迷い続けるのだろうね。


そんな11月の購入予定
11月29日
PS4『ファイナルファンタジーXV』
FFですね。ファイファンではなくエフエフ派です。
キャラクタがいまいちアレな感じですが、国内でここまで金をかけているゲームも珍しいので、一応期待してます。

今月はこの1本。
マルチで遊ぶシューターはしばらく無理な感じかな。なので今年の年末はシングルゲーを重視して買って行きます。


そういや先月クリアしたPS4『ペルソナ 5』の話を今更。
ゲームシステムの部分はめっちゃよく出来てておもしろかったのに、物語が中盤から急ブレーキからの大クラッシュでした。
一応未クリアの方は読まない方向で一つ。

本作のストーリーは雑に言うと必殺仕事人的な、既存のシステム(法律)では罰することの出来ない人物、主人公達の言う悪人を非合法な手法で成敗するというお話。
主人公とその仲間達は怪盗団として、悪人が持つ邪な心が生み出した精神世界に入り込み、その心の中心にある欲望の源(オタカラ)を盗み出し、改心をさせようというもの。
でもこれって結構ヤバい方法な訳でして、本人が自分の罪と向き合った結果改心するのではなく、主人公等が勝手に心の中に入り込み強制的に性格を変更させるという強引な物。
確信犯的な怪盗団の存在が、本作のテーマでもあるピカレスクなテイストって事らしい。

そんな怪盗団に対して社会的な正義というか正論を言うキャラクタが序盤から居たので、中盤以降は怪盗団の言う正義の是非がテーマになるのかと思いきや、まったくそんな事に触れる事無く終わってビックリ。
それどころか物語に意外性を持たせようとそのライバルキャラクタに複数の設定を乗っけすぎてシッチャカメッチャカになった結果退場してしまい、その後は怪盗団のやりたい放題っていう。

そもそも怪盗団という集団の成り立ちが、たまたま手に入った能力によって、たまたま存在した問題教師を、たまたま改心出来たという所が発端となっている為、彼らが何故怪盗行為をし続ける必要があるのかという理念が無い。
なので改心させるターゲット選びも、必要悪として存在している自分を認識した上での反社会的な物ではなく、「あいつムカつく」的な自分の身体性を根拠にした物なんですよね。

良い行いというのは個人の中ではなく、あくまでも社会の中にしか存在しない。
だからこそ、自分の思いと社会の決まり(仕組み)の間に悩み、葛藤が生まれる訳ですよ。
しかし、怪盗団のやろうとしている"良い事"は"自分達にとって気持ちの良い事"となっており社会的な善悪と切り離されている、いわば脱社会的な価値観で動いている。
あくまで身体性が根拠であり反社会でも無いので、自分の行いと社会との摩擦が生まれる事も無く、当然ながら葛藤も生まれない。

本筋のシナリオでは、自分達が正義の執行者である事をまったく疑わないまでに増長。
RPGで良くあるサブクエスト的なストーリーでは、主人公が仲間と判定した人物が誰かから不利益を被っている場合、その当事者と対話をして解決するのでは無く、親子関係から商売の手法にまで心を捻じ曲げて解決する強引さを見せる。
悪人を成敗するという一方的な正義に酔い、自分に直接関係の無い人物、それはネットで改心して欲しい人を募集、被害者側からの訴えを鵜呑みにし、悪人だと言われているという人物までもターゲットにするまでに行為がエスカレートしていく。

一応怪盗団のルールとして、ターゲット選びは事前にミーティングを開き全会一致と決めているものの、そもそも個人それぞれの理念が無いので主張がぶつかりあうはずも無く、結局その場の空気で決めている。

ペルソナシリーズは仮面や外面を意味するタイトル通り、シリーズでは常に人間の二面性もしくは多面性をテーマにキャラクタやシナリオを描いてきたのに、本作ではその部分は空の彼方へぶん投げたらしい。
怪盗団の目的が、身近な人もしくは不特定多数からの承認欲求と、仲間との間での感覚の共有という内輪受けのノリ重視、対する大人や世間の人々は揃いも揃ってバカor悪人だったので結果オーライでエンディングってのはあまりにも酷くないか。

ジュブナイル物の一つの側面として、自分とは違う価値観に触れる事によって少年・少女が成長をしていくという物があるが、本作の怪盗団は他人からの価値観を一切認めていない(自分の身体感覚・感情を否定される事を嫌っている)ので、それによる成長がまったく見られないまま物語が終わるのも衝撃。
今はこういった排他的な思想を持ったキャラクタとか物語がウケるのだろうか。おじさんには、こんな彼らのどこに惹かれる要素があるのかわからんよ。


あと一つ、物語上の仕掛けとしてどうよと思う部分がありまして。
ゲーム開始直後、怪盗団のリーダーである主人公が警察に捕まるシーンから始まる。そこから物語が遡り、何故彼は逮捕されたのかという見せ方からスタートする本作。
で、もちろん捕まったままではゲーム終了なので、警察を出し抜いて拘置所から抜け出すのだが、仲間達が仕掛けた脱出のトリックがプレイヤー(物語上は警察も)をだます形になっているのは大幅減点。

本作は主人公のデフォルトネームも存在せず、プレイヤーが指定した選択肢以外勝手に何かを喋る事は無い。あくまでもプレイヤー=主人公という形で作ってあるのに、その部分だけプレイヤー不在て。
プレイヤーが知らない間に仲間内での超重要なミーティングがあり、そこでトリックを作ったってか。主人公がプレイヤーを騙すってか。いままで私は誰を操作してきたんだ。
アニメや映画ならまだしも、ゲームという媒体でそんな事をしてしまうとは。ほんとうにしょうもない。


あーいかんいかん。私もつられてしょうもない事を長々と書いてしまった。
こんな時は、失ったインテリジェンスを取り戻す一曲をどうぞ。
Will Sparks, Tyron Hapi & Luciana - Gorilla

コンニチワーイービザ!トキオトゥーマーニラ!ロンドントゥブラジラ!
ウィゴーゴーリラ!ウィゴーゴーリラ!ゴリラララララララ!

あとイチ・ニ・サン・シって入るところで、ステレオ・トータルのこの曲を思い出しました。
Stereo Total - Fish Factory

数年前に公開された映画『おんなの河童』っつーミュージカルピンク映画の曲で、作品もおもしろいのでおすすめ。ちなみにおんなの河童のエロシーンはありません。いや、そもそもおんなの河童の話ですら無いけど。
posted by murutori at 01:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする