2016年06月21日

XBOX One『ウィッチャー3 血塗られた美酒』

E3楽しかったですね。
ゼルダの新作、『Forza Horizon 3』、Insomniac製『Spider-Man』、久々の『God of War』新作、ついに出る『人喰いの大鷲トリコ』に、『Watch Dogs 2』『ABZU』など楽しそうなゲーム盛りだくさん。
あとバイオ7のBIOHA"Z"ARDとRESIDENT E"VIL"の部分にそれぞれ7(VII)が入っているのにはちょっと笑ってしまった。PS4で配信されている体験版をプレイしましたが、超怖くてイイっすね。

そしてPS陣営がここまでVR推しで来るとは。
ゲームの表現がハードの性能とは別次元で一段階あがる事に期待しつつも、私は結構3D酔いしやすい方なのでその辺りが気になります。


そんな中、XBOX One『ウィッチャー3』のDLC 血塗られた美酒をプレイしておりました。

そもそも本編の段階で2015年を代表する作品として超高評価をもらっているゲームな訳ですよ。
DLC1個めの『無情なる心』も高評価だった訳ですよ。
で、本作で最後のDLCであり、しかもゲームのウィッチャーシリーズが一旦終了とアナウンスされていた訳ですよ。
こんなに高いハードルあるか?って話ですよ。ホントに。
もう雲の上の見えない所にまでハードルが上がり切ってますよ。

いやぁしかし、そのハードルを超えてくるとはね。
『ウィッチャー3』の本編を作り上げた彼らなら、もしかするとやってくれるのではとは思っていたけれど、本当に期待以上の作品でした。

Witcher BaW 02.png

本編では格差と戦争と圧政などに加え、湿地帯や雪の残る山岳地帯など不毛とも言える陰鬱なロケーションが多かったが、今回はそんな世界とは正反対となる南部の街"トゥサン"。

ぶどうの名産地であるトゥサンは、ワイン作りが盛んな地域
豪華な城を中心に持つ城下町には色とりどりの建物が並び、道のあちこちには花々が咲き乱れ、街の中心では人が歌いワインに酔い、華やかな衣服を纏う貴族と国家の威信と尊敬を表すかのように磨き上げられた鎧を着た衛兵達が行き交う。
一歩中心地から足を伸ばせば、広がる緑の大地に、並んで綺麗な実をつけるぶどう畑、抜けるような青空の下を穏やかに流れる小川と、村の娘がぶどうを踏む素足。

何もかもが美しいロケーションの中で起きる陰惨な連続殺人事件を追う事が本DLCのメインミッション。
詳細はネタバレになるので書きませんが、素晴らしい物語でした。
DLCも本編と同様にマルチエンディングを採用していて、3パターンの終わり方があり、それぞれ違う結末が用意されている。
人の想いが交錯した過去の出来事、遺恨による事件の真相。それから分岐する3パターンはまるで、ワインが年月を経て熟成したかのようであり、ヒビの入ったコルクによって酸化したようでもあり、ちょっとした不注意でボトルを落としてしまったようでもあり。
どのルートを通っても味わい深い物語が展開される。
例え悲しい結末で終わってしまっても、丁寧に作られたイベントシーンには、トゥサンの街に咲き誇るそれぞれの花が彩りを添えてくれる。それは喜びの際にも、悲しみの席にも花が使われるように。

Witcher BaW 01.png

しかしながら、本編では娘同様である少女シリラを探し出し、彼女を狙う敵勢力ワイルドハントとの死闘を描いた壮大な物語であったのに、DLCでは田舎で起きた殺人事件。
これを最後のシメに持ってきて果たして大丈夫なのかと思ったが、ルートによってはアクロバティックな展開を見せる物語にただただ圧倒された。
しかも事件解決後、エピローグでの見せ方が出色の出来。
主人公のゲラルトさんにこんな心情を吐露されたら、お疲れ様でしたとしか言いようが無い。

しかも、ウィッチャーという職業(ある意味種族とも言えるが)をプレイヤーとして一緒に体験し、深く彼らの考え方や振る舞いを理解したからこそ、プレイヤーにとって最高の1カットとなるシーンが用意されている。
これは、主人公は無口ではなく喋るタイプでありながら、複数エンディングや途中の分岐が大量に用意された本作。それでもウィッチャーの性質として、幼いころから戦いに特化した訓練と霊薬によって感情の起伏が少ない物へと変異させる(戦闘では常に平常心を求められる為)という設定がゲーム的に生きており、その空白の部分にプレイヤーの感情が入り込む構造になっている。
そんなウィッチャーとしてプレイヤーと共に歩んできた道のりに終わりを告げるかのように、ラストの1カットでその繋がりがスッと消える演出となっている。
もうね、除霊されたみたいなもんですよ。満面の笑みを浮かべつつも涙を浮かべながら離れていく感覚。
徹頭徹尾完璧です。

このゲームで出会った面々。ゲラルトさんやシリラはもちろんの事、ナレーションからジャーナルの全てを担当していたダンディリオン先生、なんだかんだあった女性達に、ケィアモルヘンで共に戦った仲間達、DLCでの一癖のある人々など、いつまでも私の中のHall of Fameとして輝き続ける事でしょう。
『ウィッチャー3』最高のゲームでした。
posted by murutori at 00:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月03日

6月の予定

近所のコンビニにたぶん最近入ったであろう店員さんが、DJみそしるとMCごはんにめっちゃ似てるんだけど、たぶんそんな人は全国で100人ぐらいいそうだなっていつも思ってます。

そんな6月の予定。
とは言いましても、完全に積みゲーが溜まったままなので、今月は特に無し。
SF版アクアノートの休日的楽しみ方が出来そうな『No Man's Sky』が今月で楽しみにしていたのに、8月に延期してしまったし。
9日発売の『MIRROR’S EDGE CATALYST』は評判が良ければプレイしてみたいけど、前作と同じようなぼんやりしたゲームなら別にいいかなぁという。

で、5月中ずっとプレイして、積みゲーが溜まる原因である『ウィッチャー3』。
DLCをプレイする為、また1周目とは違うエンディングを見る為に始めた2周目なのでサラリと終わるつもりが、1周目よりも時間をかけてプレイしているっていうね。
登場人物や固有名詞が多いので、ある程度把握している方が物語を理解しやすいってのもあり、2周目の方がよりゲームの世界に入り込んでいる感じ。
しかし、1周目でも結構プレイしたはずなのにまだまだ見てないイベントや行ってない場所が山ほどあって恐ろしい。

しかも先日配信開始されたDLC『血塗られた美酒』と共に大型のパッチがあたり、UIが以前とは大幅に変化。
もう一度画面のチュートリアルが入る程に変更・調整され見やすい物(そもそもそれほど悪いUIでは無かったのに)へと発売から1年経った後に改善されたりと、完全にどうかしている人達が作っているウィッチャーの世界へもうしばらくのあいだ浸ります。
ここ最近はRPGで2周目を遊ぶ事も滅多に無くなった中、ここまでゲームシステムだけでなく物語にまでハマったRPGって本当に久々かもしれない。

ただ、現在ドラマの『ハウス・オブ・カード』と『ザ・ソプラノズ』もちょこちょこ見ていて、こちらはかたや政治家、かたやマフィアとまぁ似たようなもんですけど、どちらもおっさんが主人公。ゲームの『ウィッチャー3』とあわせてずっとおっさんを見続けているのが若干アレなんですけれども。ゲームやドラマ後に風呂入って鏡見るとまたおっさん。もうおっさんばっかりだよ。


最後にちょろっと音楽ネタ。

Srav3R - Kamuy


日本の若手トラックメイカーSrav3R氏の初のCDリリースEP『Kamuy EP』からの表題曲。
ジャンルとしてはUKハードコアなのだろうけど、上に乗っかっている物がFuture Bass的なアプローチでかなりおもしろい曲。EPにはaran氏やDJ Noriken氏がこの曲を真っ当でカッコイイUKハードコアにリミックスしている中、そこはそれとして原曲での絶妙なキックの抜きとか超気持ち良い。

同EPに収録されている『Reversal』も好き。
Srav3R - Reversal


こちらのEPは4月に行われたM3で販売の後、通販でしか手に入らないCDでしたが、先月25日より配信サイト(AmazonとかiTunes)でも販売が開始されたので、興味があれば是非。
Srav3R氏は今後の活躍を期待するトラックメイカーの一人として注目していきたい。


次に、Hospitalからリリースされたブラジル出身のアーティストで作られたEP『The Future Sound of Brazil』(流れでLondonって打ちそうになる)から。

Urbandawn & Bungle - Sacred Floor


以前、UrbandawnのNeon Nights(コレ)がイイねって話をしましたが、やっぱ彼はやってくれますね。
Liquidを通り越してPurgeされて灰になるっつーか。


もう一つ最後に、ちょっと前の曲を。
Cola Splash - Bacon Buster


特に自分から聴こうとはしないんだけど、ランダム再生でこれがかかると中盤Amenからのドラムンパートで毎回結構テンションが上がるっていう、何かの拍子にかかって欲しい曲。
posted by murutori at 00:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする